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「たん、起きて」
「んー…」
「買い物行くんでしょー」
「…もーちょっと…」
「バーカ早く起きろ!」

「いった!」

シーツを捲り取られて、勢いでベッドから転げ落ちた。
眠いし痛い…見上げても亜弥ちゃんは居なくて、洗面所へ向かう足音だけが聞こえる。

美貴は重い瞼を擦ってよろよろと起き上がった。
何だ今日の乱暴な起こし方。
いつもは顔舐められたりくすぐられたり、可愛いもんなのに。
機嫌が悪いに違いない…。やだなそんなんで買い物とか。

「亜弥ちゃん」
「なにー?」
鏡の前に立つ亜弥ちゃんに後ろから声を掛けた。
振り向かないのはいつものことなのに、今日はそれが気になる。
買い物をやめたいと美貴がごねると、オメーが言い出したんだろと怒られた。
それはそうなんだけど…。

「別にいいけど、暫く合う休み無いからね」
そう言われたら行くしか無い。美貴は渋々支度を始めた。
美貴は亜弥ちゃんと買い物に行きたい。



「で、また誰と遊んだわけ?」
「え?」

重い荷物に疲れて転がり込むように入ったカフェで、亜弥ちゃんは俯きながらそう言った。
深めに被った帽子で、表情はよくわからない。
怒っているのは声でわかる。

何のことだか、というか、何でそんなことを言い出すのか全く見当がつかない。
いつも美貴が誰と会ったって、誰と寝たって、
亜弥ちゃんは全て承知で黙っている筈なのだ。

「何、亜弥ちゃん」
「別に。どーでもいいけど」
そう言いつつどーでもよくはなさそうな顔で、ハァ、と苛立ったような溜息を零す。

「…どーでもいいけど!アトとか、やっぱちょっとムカつくんだよねー」
肩が疼いた。
ああ、たぶん亀ちゃんが付けたコレか。
次の日見たら案外大きくてびっくりしたっけ。


なんだ亜弥ちゃん気付いてたんだ。
んでもって気にしてんだ。

ぷぷ、嬉しいなあ、妬いてんだコイツ。

つまらなそうに爪をいじる亜弥ちゃんの脚を、テーブルの下で蹴ってやった。
「なんだよ」
「別に」

「たんもいい加減落ち着けば」
「えー」


落ち着くって、何だろ。
アレとの結婚を真剣に考える、とか?
亀ちゃんと会ってもセックスしなければいいってことかな。


それとも、


亜弥ちゃんを











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